車は単純な車幅感覚だけで運転できるものではないため、サイドミラーを破損させてしまう人は多い。

おそらくあなた自身もその一人ではないだろうか。

  • サイドミラーを自力で修理することは可能なのか
  • それとも整備工場やディーラーに持ちこんだ方が良いのか
  • 安く修理したいが、かかる費用がどの程度なのか知りたい
  • どのように部品を用意すれば良いのか知りたい

そこで今回は、元ディーラー営業マンである筆者が、サイドミラーの修理について詳しく解説していこう。

お得度はケースバイケースで異なるため、ぜひ最後までご覧になって、正しくお得になる知識を付けていってほしい。

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1.サイドミラーは簡単に修理が可能

まずサイドミラーの構造について説明していくが、実は非常に簡易的なものである。

というのも大きく分けると、下記の4つの部品に分けられているからだ。

簡単に修理可能な4箇所
  1. カバー
  2. ミラー
  3. ウインカーレンズ
  4. モーターなど電装系

そのため破損部位にもよるものの、正直な話「ただこれらの部品を付け替えれば修理完了」というケースが圧倒的に多いのだ。

しかもこれらの部品は「ツメ」もしくは「ネジ」だけで固定されていることが多いため、ほとんどのケースで「部品さえ用意していれば自力で修理可能」ということもできる。

そのためまずは「部品さえ用意できれば、自力修理で超カンタンに直ることが多い」と覚えておこう。

とはいえ実際のところ、部品代や自力で修理できない場合の工賃など、お金については気になるだろう。

そこで次章では、実際に修理費用について解説していく。

2.サイドミラー部位別修理費用

先ほど説明した通り、サイドミラーは大きく分けて4種類の部品から構成されている。

そしてそれぞれの部品代に関してはザックリと下記のような金額であるケースが多い。

部品別の参考価格
  1. カバー…5,000~2万円前後/1個
  2. ミラー…5,000~1万円前後/1個
  3. ウインカーレンズ…5,000~1万円前後/1個
  4. モーターなど電装系…3,000~5,000円/1個

※車種によって異なります。

つまりご覧になると分かる通り、すべてを交換しても片方で2~5万円前後だけで済むのだ。

そのため基本的にあまりお金がかからないと思っても大丈夫だろう。

ただし簡単に交換できるものもあれば、依頼した方が良いものもある。

そこで下記に、それぞれの交換手順や自力交換の可否について解説していこう。

交換1.カバーの交換

ミラーカバーは基本的にどの車種でも「ツメではまっている」。

そのため素人でも交換可能な部分である。

そして交換の手順に関してだが、取扱説明書などを参考に「ツメの位置」を確認し、その部分に力を入れて勢いよくガバっと外すだけでいい。

また車種によってはミラー部に力を入れて押すと隙間が空き、その隙間に手を入れて「はぎとる」ような外し方をするケースもある。

バキバキっといった多少不安な音が出ることも多いが、基本的にこの方法でしっかり外すことができる。

外した後は元の通りに新しいカバーをはめて完了である。

交換2.ミラーの交換

ミラー部はただ内部のポッチにハマっているだけのことが多い。

そのため今紹介した手順でカバーを外し、その後ミラーを取り外してしまえばOKである。

そうしたら後は分かりやすくはめ込むだけになっているので、すぐに完了するだろう。

交換3.ウインカーレンズの交換

ウインカーレンズに関しては、配線をつなげなければならないため、素人では手を出さない方が良いといえる。

というのもウインカーレンズを繋ぐ配線を間違えてしまった場合、正常に点灯しないだけではなく、他の電装系部品にも悪影響を及ぼす可能性があるからだ。

そのためウインカーレンズまで交換する場合には、ディーラーや整備工場に依頼するのがオススメである。

ちなみにプロからすると非常に簡単な作業であるため、工賃としては0~5,000円程度で請求されることが多い。

※ちなみに筆者のディーラーではこの程度の簡単な作業であれば0円で対応させていただいていた。

交換4.モーターなど電装系の交換

モーターなどの電装系部品に関しても配線処理が絡むためディーラーや整備工場への依頼がオススメである。

ただしウインカーレンズと比較してやや面倒くさい作業であるため、この場合には最大で1万円程度の工賃が別途必要になるケースが多い。

以上の説明から、自力交換できるものとそうでないものについては、大まかにイメージできただろう。

しかし正直なところ、ディーラーなどからすれば「そもそも部品代だけで大きな利益を上げている」ということもあり、工賃無料で作業してくれるケースが多い。

そのため部品依頼時に「御社で部品の購入をするので、作業は無料でお願いできませんか?」と聞いてみよう。

先ほども述べた通り、整備のプロから見れば非常に簡単な作業であるため、よほどの高級車でもない限り工賃は無料対応をしてくれる。

またディーラーは仕入れ原価が極めて安いため、高確率で工賃無料対応をしてくれるどころか、部品代そのものに関しても割引価格が適用されるケースもある。

ちなみに割引が利かない場合でも、実は全体が破損している場合には「割引価格にて対応してもらえる」という可能性が高くなる。

その理由について、次章にて解説していこう。

3.全体破損の場合は「Assy」で依頼すると安くなる

全体が破損してしまった場合、4種類すべての部品を購入して交換することになる。

しかし実はドアミラーのAssy(アッセンブリー)と言って、ディーラーは部品が一体になったセットを仕入れることもできるのだ。

そしてAssyで発注をした場合、「まとめて割」のような形で、一つずつ発注するよりも若干安く仕入れることが可能になる。

また定価ベースでも安くなるケースが多いため、どのみち全体が破損してしまった場合には、Assyで注文してしまった方が良いのだ。

もっというとすべてを交換してしまう場合、ディーラーとしては「利益を上げられるチャンス」と考えるため、それこそ工賃無料にて対応してくれるケースが多い。

そのため筆者としては、全体破損の時こそディーラーや整備工場に依頼することをオススメする。

ちなみにまとめてしまえば、片側だけで1~3万円程度で対応してくれることが多い。

とはいえもう少し安くしたい…そんな風に思ってしまうかもしれない。

その場合には、中古部品を取り寄せてもらい、対応してもらうのがオススメである。

4.もっと安くするなら「中古部品」を検討する

車は中古車だけではなく、実は中古部品も多く流通している。

そしてイメージとしては「ボロボロになった車から取り外したもの」と思うかもしれないが、実はそれほどボロボロになった部品ではなく、比較的キレイで使用感の少ないものばかりである。

というのも、事故を起こして廃車にした車は解体され、部品ごとにバラバラに分解されて再販されているのだが、事故を起こすのは「古い車も新しい車も同様」といえるからだ。

そのため修理工場などで「キレイで安い中古部品で対応してほしい!」と伝えれば、その通りに予算を抑えて対応してもらうことが可能である。

発売されたばかりの新型車でもない限り、確実に中古部品が見つかり、今後も問題なく利用することができるだろう。

5.まとめ

以上、サイドミラーの修理に関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • サイドミラーは大まかに4つの部品で構成されており、修理というよりも「各部品を交換する」というイメージの方が正しい
  • そしてそれぞれを個別に発注したとしても、部品代としては2~5万円程度で収まるケースが多い
  • 自力で交換できる部品は「カバーとミラー」であり、「ウインカーレンズや電装系」に関しては、他の電装部品との干渉が怖いのでプロに依頼すべき
  • そもそも部品代だけで利益がしっかり出るため、工賃無料で対応してくれるケースも多い
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