ナンバープレート

普段何気なく目にする車のナンバープレートは、意外と多くの情報が載っている。

そのため車のナンバーについて不思議に思うことも多く、豆知識として下記のような点を知りたいと思っていないだろうか。

  • ナンバープレートに書かれた文字数字や地名にはどんな意味があるのか
  • ぞろ目などのキレイな数字のナンバーはどうすれば入手できるのか
  • ぞろ目など以外に、自分の好きなナンバーを希望することはできるのか
  • 最近図柄の入ったナンバーがあるけど、それは他の地域のものでも装着可能なのか
  • 中古車についていたナンバーを変更したいけど、やり方が知りたい

そこで今回は、元ディーラー営業マンである筆者が、車のナンバーについて誰にでも分かるように詳しく説明していこう。

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1.ナンバープレートの種類・記載情報まとめ

まずナンバープレートの種類や記載されている情報について、分かりやすく下図にイラスト化しておいたのでご覧いただきたい。

ナンバープレートの記載情報解説

ナンバープレートの記載情報解説

ナンバープレートの記載情報
  • 地名
  • 数字
  • ひらがな、アルファベット
  • 4ケタの数字

これらのポイントを見ると分かるように、実は上記ポイントは「車種や用途などによって全く異なる」というポイントである。

それぞれ以下に分けて説明していくので、各ポイントについてしっかりご覧になってほしい。

ポイント1.色

ナンバープレートの色は下記のように、大まかに4つに分けられている。

ナンバープレート4つの種類
  1. 黄色…軽自動車(排気量660㏄まで)の自家用登録車
  2. 黒色…軽自動車の「営業用登録」の車両
  3. 白色…普通自動車(排気量660㏄以上)自家用登録車
  4. 緑色…普通自動車の「営業用登録」の車両

つまり簡単に述べると、軽自動車かそれ以外か、その中で営業用登録かどうかという分け方がされているのだ。

そして営業用自動車とは「運賃など、お金をもらって運行する自動車」のことであり、下記のような車両が該当する。

営業用自動車の種類
  1. タクシー
  2. 運送業者のトラック、軽貨物車両
  3. バス

そして上記以外の車両に関しては、一般になじみのある「自家用(白または黄色)ナンバー」ということになるのだ。

ポイント2.地名

記載されている地名は、「登録された陸運支局(運輸支局)の地名」が該当する。

というのも簡単に説明すると、車両は各地域に配置されている「陸運支局」といって、国土交通省の機関が車両の登録・管理などを管轄しているのだ。

この陸運支局は俗に「車検場」とも呼ばれるが、ディーラーの整備工場のような民間車検場とは全くの別物で、あくまで管轄は行政であると覚えておこう。

ちなみに陸運支局の地名だけではなく、中核都市の場合には個別に「検査登録事務所(陸運支局のさらに支店のようなもの)」があり、その地名が付与されるケースもある。

例:愛知県の「豊橋」ナンバーなど

そのため必ずしも居住地域ではなく、やや広域的な地域名のナンバーとなると覚えておこう。

ポイント3.数字

この部分の数字に関しては、車の種別を表している。
種別は下記に挙げた通り。

車の種別を表す数字一覧
  1. 1から始まる場合(例:11、100など)…普通貨物自動車(中大型トラックなど)
  2. 2から始まる場合(例:20、200など)…普通乗合自動車(中大型バスなど)
  3. 3から始まる場合(例:30、300など)…普通乗用自動車(俗にいう3ナンバーの乗用車で、車格が少し大きめの乗用車が該当)
  4. 4もしくは6から始まる場合(例:400、600など)…小型貨物自動車(比較的小さい車格の貨物自動車)
  5. 5もしくは7から始まる場合(例:500、700など)…小型乗用自動車(比較的小さい車格の乗用車で、コンパクトカーや軽自動車が該当)
  6. 8から始まる場合(例:80、800など)…特種用途自動車(キャンピングカー、高所作業車、救急車など)
  7. 9から始まる場合(例:90、900など)…大型特殊自動車(ポールトレーラなど)
  8. 0から始まる場合(例:00、009など)…建設機械に該当する大型特殊自動車(ブルドーザー、ショベルカーなど)

とはいえ日常的に、あなたに最も関係が深いのは1・3ナンバー、4(6)・5(7)ナンバーであり、その大きな違いとしては「車両そのものの大きさ」である。

というのも「小型」と名の付く4(6)・5(7)ナンバーの車両は、全長4.7m以下・全幅1.7m以下、高さ2.0m以下という条件があり、一つでも超えてしまうと1・3ナンバーになってしまうのだ。

そしてそれぞれの違いとしては、貨物車なのか乗用車なのかという違いだけである。

つまり黄色で4ナンバーの車両は「軽貨物車両」となり、白色で3ナンバーの車両は「普通乗用車」となるのだ。

また後程紹介する希望ナンバー制度にて、人気ナンバーが集中していることから、この部分の数字が「足りなくなっている」という現状がある。

というのも例えば「名古屋39A」といったように、各ナンバーの先頭の数字は変わらないが、その末尾にアルファベットが付与されるケースがある。

ただしよほどの人気希望ナンバーを指定する場合や、そもそも地域の車両登録台数が膨大な多さでなければあまり関係ない。

つまり言い換えると、この部分のアルファベットについては指定することは不可能ということになる。

ポイント4.ひらがな、アルファベット

ナンバーに記載されている一文字のひらがな・アルファベットは「車の用途を区別するため」という意味を持っている。

そして付与されている意味とひらがな・アルファベットについては下記の通りである。

ナンバー表記の意味
  1. 自家用(白黄)…さすせそ、たちてと、なにぬねの、はひふへほ、まみむめも、やゆ、らりるろ
  2. 営業用(黒緑)…あいうえ、かきくけ、を
  3. レンタカー…わ、れ
  4. 駐留外国人用車両…よ、EHKMTY

また、お気づきかもしれないが、今紹介したひらがなには使われていないものがある。

それは「お、し、へ、ん」の4つで、それぞれ使われない理由は下記の通りである。

ナンバーに使われていない理由
  1. お…「あ」と見間違いが起きやすくなるため
  2. し…「死」を連想させるため
  3. へ…「屁」を連想させるため
  4. ん…警察や公的機関で、口頭によるナンバー確認を実施する際に「発音しづらい聞きづらい」ため

ポイント5.4ケタの数字

4ケタの数字は「指定番号」と呼び、その車独自のナンバーが付与される

そして付与されるナンバーは「1~9999」までの4ケタであり、最初の1ケタ目は1以上の数字を入力する必要がある。

そのため例えば「1」を付与してもらう場合には、00-01ではなく「‥-・1」という表記になる。

ちなみにこのような特殊なナンバーを取得する方法については次章にて紹介していこう。

以上、ナンバープレートに書かれた情報に関する解説をしてきたが、ご覧になると「これを見るだけで意外といろんなことが分かる」というのは十分理解できただろう。

とはいえ基本的に普段の生活であまり使うことはないため、せめてあなた自身が乗っている車のナンバーについてはある程度理解しておこう。

またここまでの説明で気になっていた希望ナンバーについては、次章にて詳しく取得方法を紹介していくのでご覧いただきたい。

2.希望ナンバーの取得方法


希望ナンバーの取得方法は非常に簡単である。

というのも「書類を記入して提出する」もしくは「インターネットから申し込みをする」というどちらかの方法だけで、すぐに予約が完了するからだ。

予約というのは、実際に車検場で登録がされるときまでに、陸運支局で用意をしておいてくれるという意味である。

そして希望ナンバーのザックリとした申請手順は下記の通りである。

希望ナンバーの申請手順
  1. 車両情報(車両の種別、用途など)の記載
  2. プレートの種類の選択(文字が光るもの、ペイントで塗装されている物が選べる)
  3. 希望するナンバーの記載
  4. 氏名や連絡先の記載

基本は、上記の4ステップで完了する。

ただし注意点もある。

それは「抽選が必要なナンバーもある」ということだ。

具体的には「1」「777」など、人気が高いナンバーになるが、下記にまとめておいたのでご覧いただきたい。

全国抽選が必要な希望ナンバー
・・・1・・・7・・・8・・88・333
・555・777・88811-1120-19
20-2033-3355-5577-7788-88
地域性はあるが「抽選の可能性が高い」ナンバー
・・・2・・・3・・・5・・・6・・・9
・・10・・11・・18・・23・・33
・・55・・77・111・12310-00
10-0110-1011-2211-8825-25
77-8880-0870-0080-0020-19
20-20

上記のようなナンバーを希望する場合には、申請前に陸運支局やネットから抽選を受ける必要がある。

また全国統一されている抽選ナンバーもあるが、例えば富士山周辺地域の「37-76(標高の高さ)」のように、地域に根付いた数字は抽選になる可能性が高いため、あらかじめチェックすることをオススメする。

ちなみに希望ナンバーについての詳細は、下記のページにて超詳しく解説しているので、ぜひ当ページと併せてご覧になってほしい。

以上、希望ナンバーの取得方法について説明してきたが、ここ最近では4ケタのナンバーだけではなく「ナンバーの図柄や色」も一部で選べるようになっている。

その点については次章にて紹介していこう。

3.図柄入りナンバープレートも装着可能に

先に述べておくが、図柄入りナンバーのほとんどは「その地域で登録しなければ申請すらできない」ということができる。

そのためこれから下記に紹介する41の地域以外の人は、ご当地の図柄入りナンバーは交付ができないと思っておいてほしい。

場所ナンバーの地域名
東北盛岡岩手平泉仙台山形庄内
関東土浦つくば前橋越谷成田
世田谷杉並富士山
北陸信越新潟長岡富山金沢石川
中部福井富士山豊田春日井
近畿滋賀京都奈良
中国鳥取福山下関山口
四国徳島香川愛媛高知
九州長崎佐世保熊本大分宮崎鹿児島

また各地域の図柄入りナンバーは、下記のようなデザインとなっている。

ナンバープレートのデザイン「東北」

ナンバープレートのデザイン「東北」

ナンバープレートのデザイン「関東①」

ナンバープレートのデザイン「関東①」

ナンバープレートのデザイン「関東②、北陸信越」

ナンバープレートのデザイン「関東②、北陸信越」

ナンバープレートのデザイン「北陸信越、中部」

ナンバープレートのデザイン「北陸信越、中部」

ナンバープレートのデザイン「近畿、中国」

ナンバープレートのデザイン「近畿、中国」

ナンバープレートのデザイン「中国、四国、九州」

ナンバープレートのデザイン「中国、四国、九州」

ナンバープレートのデザイン「九州」

ナンバープレートのデザイン「九州」

出典元:国土交通省のホームページより

申請には各陸運支局で定められた金額を手数料として支払う必要があるのだが、地域差はあるものの「7,500~15,000円程度」で交付してもらうことができる。

そのため現在のナンバーから、さらにナンバー変更をして別の希望ナンバーや図柄入りナンバーに変更したい場合には、次章にて紹介するナンバー変更の手続きを参照してほしい。

4.ナンバー変更の方法

ナンバー変更をすることは意外と簡単であるため、今覚えておいてほしい。

その方法は下記の通りである。

ナンバー変更をする際の手順
  1. 希望番号の予約および「予約済み証」の準備(規模ナンバーに変更する人のみ)
  2. 使用者の印鑑(認印可)
  3. 車検証、ナンバープレートの準備
  4. 自動車検査証記入申請書(陸運支局内の窓口にて数十円程度で販売されている)を入手し、車検証の内容=ナンバーが変わることを記入
  5. 自動車税申告書(こちらも窓口にて入手可能)を準備する
  6. すべてをそろえたら、そのままナンバー変更の窓口へ提出する(旧ナンバープレートは窓口後ろの回収ボックスへ廃棄処分)
  7. その場で発行された新ナンバーを車に取り付け、検査員に封印(ナンバーに取り付けるキャップのような部品、軽自動車にはない)を取り付けてもらう

たったこれだけである。

つまり旧ナンバーの取り外しや、書類の準備さえ完了すれば実質的に1日で完了させることが可能なのだ。

また希望ナンバーに変更する場合でも、あらかじめ申請さえしておけば新しいナンバーを準備しておいてもらえるため、非常に気楽に進めることが可能だと思ってもいいだろう。

5.まとめ

以上、ナンバープレートに関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • ナンバープレートに書かれている数字や文字には様々な意味があり、それによって車の種別や用途などが分かるようになっている
  • ナンバープレートには希望ナンバーというものがあり、自分で好きな番号を申請して付与してもらうことが可能である
  • ただし「1」や「777」など、全国的地域的に人気が高いナンバーに関しては抽選がされる
  • また地域によっては図柄入りナンバーが発行されており、地域差はあるが7,500~15,000円の手数料を支払うと、地域ごとのデザインを楽しむことが可能
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