中古車の購入を迷っているとき、「できれば車両の状態を確認したい」というのが本音だろう。

そのため実際に試乗をしてみたいと思うのが普通である。

筆者自身、自動車ディーラーで新車・中古車営業をしているが「間違いなく中古車の試乗はすべき」というのが結論だ。

とはいえ試乗をしたくても条件によってはできないケースもある。

そこで今回は、

  • 中古車を試乗できる条件
  • 中古車の試乗をする際に見ておくべきポイント
  • 中古車の試乗をする際の注意点

について、詳しく解説していこう。

きちんと見ておけば間違った中古車選びをすることなく、試乗によって納得のいく中古車選びができるだろう。

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1.お目当ての中古車が見つかったら…試乗できる?

ここ最近では中古車の探し方が変わり、ネットやスマホアプリを活用するケースが多くなった。

そのため全国各地で簡単にお目当ての中古車を探すことができるのだが、探した結果「購入するには一度くらい試乗しなければ」と思うのが普通だろう。

そこで早速、試乗できるかできないか、結論を述べておく。

中古車の試乗は「ナンバー付き(車検付き)のみ可能」と思ってほしい。

というのも中古車には大きく分けて

  1. ナンバー付き(車検付き)
  2. ナンバーなし(車検なし)

という2種類があるのだが、ナンバーなしの中古車は公道を走行することができないのだ。

つまり「そもそも試乗することすらできない」というのが本音である。

そのため基本的に試乗を依頼するのはナンバー付きの中古車となるのだが、依頼方法はいたってシンプルだ。

「この中古車の購入を検討しているので、車両の状態を確かめる意味を込めて一度試乗させてほしい」と言うだけで良いのだ。

中古車販売店からすると長距離の乗車は「走行距離が多くなる=車の価値が下がる」ということに直結するため、あまり気分の良いものではない。

しかし購入の可能性が極めて高いお客様に対しては、正直なところ試乗させて売り切ってしまいたいという思いが強いため、断られることはほとんどないと思って良いだろう。

またごくまれに、ナンバーなしの中古車でも「試乗OK」と言ってくれるケースもあるが、その点に関しては下記に詳しく説明していく。

ナンバーなしの中古車でも試乗OKと言われる理由

ナンバーなしの中古車でOKと言われるケースは、大きく分けて下記の2つがある。

  • 単純に私有地(販売店の駐車場など)で試乗できるケース
  • 仮ナンバーを使って公道を走るケース

前者は超大手中古車販売店ではまれにあるのだが、駐車場や展示場といった「私有地」を走行させてくれるケースがある。

ナンバーなしの中古車でも私有地であれば自由に走行できるため、ナンバーなしの中古車を狙う場合には私有地での試乗を申し入れると良いだろう。

しかし後者は、専門家からすると「オススメできない」ということができる。

「仮ナンバー」という言葉自体初めて聞くかもしれないが、仮ナンバーとは「車検時や車両運搬時に、仮で運行させることのできるナンバー」のことを指している。

つまり「お客様が試乗する」という目的では使用することのできないナンバーなのだ。

法律上も下記のようになっている。

第三十五条 前条の臨時運行の許可は、当該自動車の試運転を行う場合、新規登録、新規検査又は当該自動車検査証が有効でない自動車についての継続検査その他の検査の申請をするために必要な提示のための回送を行う場合その他特に必要がある場合に限り、行うことができる。

※引用元:電子政府の総合窓口e-Govの「道路運送車両法」より

「臨時運行の許可」として貸し出されるのが仮ナンバーであり、検査にかかわる運行以外は認められていないことが分かるだろう。

そして仮に違反して試乗した場合には、仮ナンバーの貸し出し停止を受けることになるため、販売店としてはかなりリスキーな対応ということになるのだ。

またあなた自身も「仮ナンバーで試乗した」という片棒を担がされることによって、罰則の対象になりかねないといえるため、販売店&あなた自身、双方にとってリスクが高くなってしまう。

以上の理由から仮ナンバーでの試乗は割け、販売店の敷地内のみでの試乗をすべきだといえるのだ。

とはいえここまでの説明では「購入する前提での試乗は大丈夫」ということだったが、「買わずにお試しで…」という気持ちを持つ場合もある。

その場合には試乗することは可能なのか、次章で大手中古車販売店で働く知人にインタビューした結果を紹介しよう。

2.買わなくても中古車は試乗できるのか

大手販売店とは、買取&販売でここ最近勢いの良いB社である。

筆者の知人が、とある店舗の営業マンとして勤務しておりインタビューした結果が下記の通りだ。

買う気が無くても中古車の試乗はさせてもらえるの?
正直、嫌だ。でもお客さんの要望だし、仕方ない部分はあるよね。
ということは試乗させてくれるということ?
結論はそうなる。でも根掘り葉掘り聞いて、「何か車を買いたい」と思っていそうなら、こちらも提案できるし快く貸すかな~。ちなみに「絶対に何も買わない」という雰囲気の人には、何かしら上手く言い訳して試乗はさせないよ。

あくまでB社の中のイチ店舗のイチ営業マンであるため、「全社的な判断ではない」といえる。

とはいえ営業マンとしては「中古車の販売につながる」と思えば快く試乗させてくれるということになるのだ。

また仮ナンバーについても聞いてみたが、やはり対応できるのはナンバー付きのみであり、ナンバーなしは

  • 仮ナンバー…絶対にNG
  • 展示場や駐車場…やったことはないけど、大規模店で勤務していて「この人は買いそうだ」と思えば対応するかも

とのことだった。

以上を踏まえると

  • ナンバー付きの中古車…高い確率で試乗ができる
  • ナンバーなしの中古車…駐車場や展示場が広ければ対応する可能性アリ

という結論となる。

しかし試乗の可否だけで浮かれるのはあまりオススメしない。

というのも試乗する車=購入検討の車であるため、試乗時にはいくつか見ておくべきチェックポイントがあるからだ。

ポイントについては次章にて説明していこう。

3.ナンバー付きの中古車を試乗する場合の見るべきポイント4つ

中古車を試乗する際には、下記4つのポイントをチェックすることがオススメだ。

中古車試乗でチェックする4つのポイント
  1. ブレーキの利き具合
  2. 外装の傷や凹みの度合い
  3. 内装の傷や擦れ具合
  4. オイル漏れのチェック

それぞれのチェック方法に関しては以下に分けて説明していこう。

ブレーキの利き具合

車が安全に走行するために最も重要な部分と言っても良いのが、ブレーキである。

そのためブレーキの利き具合に関しては、きちんとチェックすべきだ。

具体的には

  • 実用的な速度域(40~60キロ程度)でストレスなく停車することができる
  • ブレーキ使用時に異音が鳴らない

という点にさえ注意しておけば、問題ないといえる。

外装の傷や凹みの度合い

外装の傷や凹みについては、あなた自身が我慢できるかどうかが重要である。

とはいえ傷や凹みによって塗装面が割れてしまい、鉄板部分(濃い銀色、もしくはサビ色)の部分が露出している場合には、内部でサビが回ってしまいボディが弱くなっている可能性があるので、オススメしない。

内装の傷や擦れ具合

内装に関しては、パネル部の傷や、シートの擦れ具合をチェックすべきだ。

パネル部の傷に関しては「自分が気になるか気にならないか」で判断すればいい。

ただしシートの擦れ具合に関しては、後部座席などと比較して、運転席のシート面が薄いと感じる場合はオススメしない。

なぜなら購入後にシートの表面が破れ、シート表皮の張替えをする場合には数十万円程度の費用が必要になる可能性が高いからだ。

オイル漏れのチェック

試乗車というよりも中古車の購入をする際には必ずチェックすべきなのがオイル漏れである。

オイルには様々な種類があるが、自動車で「外に漏れ出ていても良いオイルはない」といえるため、チェックして購入前に対策する必要がある。

具体的なチェック方法は意外にも簡単で、

  • ボンネット部を開けてエンジンルームをスマホのライトで照らし、ホースのつなぎ目や各部に「にじみ」や「あきらかな漏れ」がないか確認する
  • ホイールを内側から見て、部品の接合部分に「にじみ」や「あきらかな漏れ」がないか確認する
  • 駐車してあったスペースに、排気による水以外で「オイルによる水たまり(黒っぽい色)」ができていないか確認する

というだけでいい。

そうすることで大半のオイル漏れはチェックできるため、リスクを大幅に低減することが可能になる。

以上がチェックポイントだが、仮に各部で問題が見つかった場合には担当の営業マンに「コレは購入前にきちんと直してくれるのか」と問い詰めればいい。

営業マンとしては余分な作業が増えることで利益が少なくなってしまうが、「責任を持って売る」ということを念頭に置いているため、実は

  • ブレーキ調整、ブレーキパッドの交換
  • 外装表面のみの傷の磨き修理、小さな凹みの板金修理
  • 内装パネル部の磨き
  • オイル漏れの修理および部品交換

という程度であれば、無償対応してくれることが多いのだ。

そのため試乗時に上記4点はチェックしておき、後から「こんなはずではなかった…」というリスクを徹底的につぶしていくことがオススメである。

また、購入のチェックポイントの詳細については、下記でさらに詳しく説明している。

以上、試乗時のチェックポイントについては理解できたかと思うが、実際には試乗するときには「根本的に3つの注意が必要」ということができる。

次章ではそんな注意点について詳しく解説していくので、引き続きご覧いただきたい。

4.中古車の試乗するなら3つの注意点

中古車の試乗をするときには、根本的な問題として下記3つの点に注意すべきである。

 
  1. 自分が試乗している=他のお客さんも試乗している可能性アリ
  2. 事故をすると自分の保険で修理することになる
  3. アンケート記入で個人情報を与えてしまう

それぞれ当たり前のことではあるのだが、十分に注意しなければ後悔しかねないため、じっくりご覧になってほしい。

注意点1.自分が試乗している=他のお客さんも試乗している可能性アリ

あなた自身が目当ての中古車を試乗しているということは、その中古車を「他のお客さんも試乗している可能性がある」ということになる。

つまり他のお客さんが試乗することによって、多少なりとも車両の状態が悪くなるかもしれないということができるのだ。

というのも悲しい話だが、「自分の車ではないから試乗時に少しぐらい乱暴な運転をしても大丈夫」と考えているお客様もいる。

そのため試乗に限らず、購入を検討する場合にはこのリスクについて十分に理解して注意しておく必要があるのだ。

ちなみに自分が商談を開始するときは、担当の営業マンに「本当に購入を検討しているから、他のお客さんには試乗させないでほしい」と素直に伝えると、「商談中」という看板などが出され、試乗されることはほとんどないといえる。

注意点2.事故をすると自分の保険で修理することになる

試乗車とはいえ、中古車として商品となっている。

そのため仮に試乗中に事故を起こしてしまうと、損害賠償請求の対象となってしまうのだ。

つまりあなたが加入している自動車保険から、試乗した中古車に起こった事故の損害を賠償することになる。

そうすると必然的に次年度の自動車保険の年間保険料が、グッと上がってしまうのだ。

また自動車保険から賠償金の補償をしてもらうと、基本的に3年間はペナルティとして「超高い保険料」を支払わなくてはならない。

そのため筆者としては保険料が上がるリスクを抱えた上で、中古車の試乗をすべきだと考えている。

ちなみにどうしても不安な場合には、最初から「格段に安い自動車保険」に加入しておくことをオススメする。

安くてお得な自動車保険に加入するなら自動車保険一括見積もりが大変便利だ。

自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか

 自動車保険一括見積りとは、ネット上で車種情報を入力すると、自動的に自動車保険会社がマッチングされるサービスだ。

あなたになにのメリットがあるかというと、各保険会社の見積もりを比較できることだ。

前述したとおり、保険会社によって全然金額が異なることが多い。

しかも、同じ保証プランにも関わらず、保険会社によって倍近く違うことも珍しくない。

自動車保険を加入するなら是非ともオススメしたいサービスだ。

しかも、あなたは無料で利用。見積もりのハガキが郵送で届くだけなので、気軽に待っていればいい。

保険は勧誘などが厳しいため、営業電話も一切掛かってこないため、非常にオススメできる。

一番の老舗である「保険スクエアbang!」を使っておけば安心して利用できる。

保険スクエアbang!公式サイト

注意点3.アンケート記入で個人情報を与えてしまう

最後の注意点は「アンケートに記入させられて、個人情報がわたってしまう」ということだ。

担当者とお客様という立場上、仕方ないと感じていないだろうか。

しかし本格的に購入の決断をするまでは、不用意に個人情報を与えるべきではない。

というのも営業マンはお客様に「どうしても何か車を売りたい」と思っているため、個人情報を与えたが最後、不用意な営業をされてしまうことが多々あるのだ。

実際に筆者自身、偵察を兼ねて中古車販売店に行き、車両見積もりを取ったことがある。

そのときに軽い気持ちでアンケートに記入したのだが、それから半年間程度も

  • 良い車が入ったので見に来てください!
  • もうご予算貯まりましたか?1ランク上の車にしましょう!
  • 他に何か狙っている車はありませんか?なんでもお探ししますよ!

としつこく営業をかけられたのだ。

競合店であるため「偵察だったから」とも言えずうやむやにしていたため長期化したといえるのだが、一般顧客相手にも販売店はガツガツ来ることが多い。

もちろんすべての販売店がそうと決まったわけではないが、可能性が極めて高いため「購入意思がなければ試乗すべきではない」と思った方が良いだろう。

以上の注意点をご覧になると、少しだけ試乗に対する気持ちが萎えてしまったかもしれない。

とはいえ購入するためには「きちんとした車かどうか」を確認する必要があるため、少しだけジレンマを感じているだろう。

そこで筆者オススメの方法をお教えしよう。

それは「間違いなく安心できる中古車を探す」ということだ。

詳しくは次章にて紹介していこう。

5.「なびくる+」なら安心の中古車を余分な営業なく探せる

安心できる中古車を探し、なおかつ余計な営業をされないサービスがある。

それは「 なびくる+ 」というサービスだ。

実はこのサービス、仕組みとしては超大手中古車販売店のガリバーと提携して、在庫車や未公開車両を紹介するというものである。

つまり紹介される中古車はすべて大手ならではの高いレベルで管理された車両となる。

またあなたは、サービスの運営元とやり取りをするのみであるため、ガリバーの店舗から余計な営業をかけられることはない。

さらに紹介してくれる車両は、あなたが希望した車種・走行距離・予算などの条件から選んでくれるため、あなたは「紹介された車両を見るだけで良い」ということができるのだ。

そのため「 なびくる+ 」を利用すれば、

  • 高い品質の中古車
  • 希望の条件

が簡単に探し出すことが可能といえ、紹介された中古車の購入を本格的に検討してから試乗をすればいいといえる。

申し込みは1分で完了するため、試乗依頼のようにかしこまらず「気軽に車探し」をしてほしい。

また、備考欄があるので、ここに下記のように入力することで新車とほぼ変わらない非公開車両を紹介してもらえる。

なびくる+の上手な使い方

なびくる+の上手な使い方

新車同然、もしくは非常に状態の良い車を安く買いたいという場合には、この方法で「 なびくる+ 」に問い合わせをすることがオススメなのだ。

なびくる+の公式サイト

6.まとめ

以上、中古車の試乗に関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 中古車の試乗は「ナンバー付き」の場合にはできる可能性が高い
  • ナンバーなしの場合には、試乗できる可能性が非常に低い
  • 中古車の試乗をする場合には4つのチェックポイントと3つの注意点がある
  • 不用意に試乗をしてしまうと面倒くさい営業を欠けられるリスクがあるため、まずは「 なびくる+ 」で気軽に車探しをするのが賢い
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