これから中古車を購入するとき、様々な条件で「自分好みの1台」を見つけていく。

しかし自分が設定する条件の中でも「走行距離」に関しては、どの程度なら大丈夫なのか、気になるところだ。

というのも中古車の寿命や相場は走行距離に依存している部分が多く、その結果として仮に走行距離があまりにも多い中古車を購入した場合、「購入資金が無駄になる」ということになりかねないのだ。

そこで今回は、自動車ディーラーの営業マンをしている筆者が、中古車の走行距離について詳しく解説していこう。

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1.国産車・輸入車の中古車で安心の走行距離

まず国産車と輸入車の中古車における、安心の走行距離について説明していこう。

下記をご覧いただきたい。

  • 国産…整備状況にもよるが5万㎞が安心
  • 外車…新車保証が継承できる期間中のみ、2~3万㎞以内が理想

まず国産車についてだが、国産車は基本的に走行距離が10万㎞までは「車検や1年点検程度」で、十分に動作することが可能であり、トラブルになることもほとんどない。

また国産車の場合には、ほとんどのケースで「5年10万㎞まで新車保証の対象」となるため、新車の保証継承をするとクレーム対応による無償修理をしてくれる。

一方、輸入車では新車時こそしっかり動作することが普通であるものの、実際には5万㎞程度走行した後は「かなり壊れやすい」ということができるのだ。

なぜなら輸入車は日本のように四季がなく、日本特有の温度変化や湿度の変化のない地域で製造されているため、4~5年程度で不具合が出てきてしまうことが多いからだ。

そのため単純に1年で1万㎞程度走行すると仮定すると、おおよそ初度登録から5年を節目に「壊れる」と思っても大きく間違ってないといえる。

ちなみに筆者が勤務するディーラーはグループ企業の中で「誰もが知る4つの輸入車メーカー」を経営していたため、間違いないと思ってほしい。

以上のことから、筆者としては中古車を購入する際は走行距離を気にすることはもちろん、輸入中古車を購入する場合は走行距離をきちんと気にして、「5万㎞程度で不具合が発生する可能性」についてもきちんと理解することをオススメする。

また輸入車は故障した時の修理費用が、国産車の修理費用の1.2~2倍程度することも覚悟してほしい。

そしてここまで、中古車を購入する際の走行距離についての説明だったが、次章では「走行距離によって変わる中古車価格」について説明していこう。

2.中古車は走行距離や年式によって価格が大きく変わる

中古車は走行距離によって価格が大きく変わる。

なぜなら冒頭でも述べている通り車の寿命は走行距離に依存しているため、新車に近ければ近いほど車両価格は高くなるのだ。

実際に下記のキャプチャ画像をご覧いただくと、よく分かるだろう。

走行距離の違いによる中古車価格

走行距離の違いによる中古車価格

※出典元:グーネットの「トヨタ プリウスの中古車」より

年式は同じだが、走行距離が1万㎞変わるだけで10万円もの差額となるのだ。

そのため中古車の購入をするとき、走行距離は「多いほど安くなる」ということができる。

また走行距離と同じく、年式によっても中古車価格は変化するので下記をご覧いただきたい。

年式の違いによる中古車価格

年式の違いによる中古車価格

※出典元:グーネットの「トヨタ プリウスの中古車」より

こちらもご覧いただくと分かるが、1年の違いで20万円近くも価格差が出るのだ。

もちろん走行距離も年式も、販売店によって影響力は異なるが、一般論としては「走行距離が多く、年式が古いほど安くなる」ということになる。

そのためあくまで目安ではあるが、走行距離と年式共に「1万㎞(1年)ごとに、10%前後価格が変わる」ということを覚えておいてほしい。

とはいえ中古車探しをしていくと、実は「走行距離が少なく年式も新しいのに安い」という車に出くわすことがある。

一見お得に見えるのだが、実は「ヤバい車かもしれない」ということができるのだ。

その理由については次章にて詳しく説明していくので、しっかりご覧になることをオススメする。

3.走行距離が少なく年式も新しいのに安い車は大丈夫?

少ない走行距離と新しい年式の車は基本的に「高い」ということができる。

しかし中には「本当にこんなに安いの?」と思うほど安い車両に出会うケースもあるのだ。

そのような車両は主に下記の2つの種類に分けられる。

  1. 修復歴ありの中古車
  2. 新古車や試乗車落ちの中古車

それぞれ以下に分けて紹介していこう。

1.修復歴ありの中古車

修復歴ありの中古車とは、その名の通り「過去に車体の修理をしたことのある車両」という意味を持っている。

しかしこれはただの修理ではなく、「走行や安全性を保つのに重要な部分の修理」をした場合には計算値に含まれるのだ。

走行や安全性を保つのに重要な部分とは、

  • フレーム系(骨格)
  • ルーフ・フロア系
  • インサイドパネル系(パネルの下地のようなもの)

などであり、これらを修理している場合にはJAAIの査定基準でおおむね30万円~200万円分以上も査定額が低くなる。

つまり中古車として販売されている価格としても、それだけ安くなっているということになるのだ。

 年式や走行距離が新しく中古車価格が安い場合には、まずは「修復歴ありによって価格が非常に安くなっているのではないか」と勘繰る

2.新古車や試乗車落ちの中古車

一方、新古車や試乗車落ちの中古車も「年式が新しく、走行距離が少ないのに安い」という特徴を持っている。

しかしこれらの中古車は、正直なところ「単純に超お買い得な中古車」ということができるのだ。

というのも新古車や試乗車落ちの中古車には、下記のような特徴があって市場に出回っている。

  • 新古車…メーカーが登録台数を稼ぎたくて「登録→出品」となっている
  • 試乗車落ち…ディーラーが長期保有したくないため、安く出品する

それぞれさらに詳しく説明していくので、以下をご覧いただきたい。

新古車

新古車はメーカーが登録台数を稼ぎたいと述べた。

実は自動車メーカーは販売台数や登録台数による「シェア」を気にする企業体であるため、自社製品を「自腹で損をしない程度の価格」で車両登録だけしておき、中古車オークションなどで流しているのだ。

またディーラーはメーカーとの取り決めで、年間の登録台数をノルマ化されている。

そして「1台登録ごとに〇円のインセンティブ」をディーラーに支払っているという現状がある。

つまりディーラーとしては「原価ギリギリで中古車オークションに出しても、インセンティブで利益確保ができる」というわけだ。

またメーカーはノルマの達成率などによってもインセンティブを変化させることがあるため、ディーラーとしては「自腹を切ってでもしっかり登録台数は達成させなければならない」と考えているのだ。

試乗車落ち

試乗車落ちはディーラーが自腹を切って購入した「社有車」ということができる。

しかし実際のところ、新車を社有車として置いておくのはもったいなく、考え方としては「長期在庫」ということになる。

そして長期在庫はディーラーにとっては正直なところ「早く売らなければ、さらに価値が低くなる厄介者」とされているため、結果的に試乗車としての役目を終えた後はすぐに中古車として安く売ってしまうのだ。

以上、新古車と試乗車落ちについて説明したが、それぞれをご覧になると「ユーザーにとって悪いことではない」ということが理解できただろう。

そう、あくまでディーラーやメーカーの都合で状態の良い車が安くなっているにすぎないのだ。

もちろん試乗車落ちの場合には、使われているうちに内装などに傷がつくこともあるのだが、その分も加味して「さらにお得」に購入できるため、オススメだというのは間違いない。

そのためあなた自身、走行距離などを気にして中古車の購入をするなら「できれば新古車や試乗車落ちが良い」と思っただろう。

とはいえ一つだけ問題もある。

それは「新古車や試乗車落ちは探すのが困難」ということだ。

なぜなら新古車や試乗車落ちはあくまで「ディーラーなどによる登録台数の調整のために出回る」ということができるため、総数で見ればそれほど多くないからだ。

そこで筆者としては、新古車や試乗車落ちの車を探す賢い方法として、次章にて紹介する「なびくる+」というサービスの利用をオススメする。

このサービスは新古車や試乗車落ちだけではなく、あなた自身が希望する条件で「最もマッチした車両」を紹介してくれるので、ぜひ説明をご覧になって利用してほしい。

4.走行距離が少なく状態の良い安い車は「なびくる+」で探せ

なびくる+ 」とはインターネット上のサービスのことで、

  • 車種
  • 年式
  • 予算
  • 個人情報(提案するために必要な氏名やメールアドレスなど)

を入力するだけで、あなたの希望に合致した車両を紹介してくれるサービスである。

そしてこのサービスは一般には出回りにくい新古車や試乗車落ちなどの車両に関しても、多数紹介してくれるため、まさに「状態の良い中古車を探すにはもってこい」ということができるのだ。

また新古車などが見つからない場合でも、あなたの希望をリサーチした上でしっかりと紹介してくれるため、確実に気に入る車両を見つけることができるといえる。

備考欄があるので、ここに下記のように入力することで新車とほぼ変わらない非公開車両を紹介してもらえる。

なびくる+の上手な使い方

なびくる+の上手な使い方

新車同然、もしくは非常に状態の良い車を安く買いたいという場合には、この方法で「 なびくる+ 」に問い合わせをすることがオススメなのだ。

なびくる+の公式サイト

入力自体は1分でできるほど簡単であり、さらに利用は無料なので、ぜひ一度利用してあなたにマッチした中古車を紹介してもらうことをオススメだ。

5.まとめ

以上、中古車の走行距離に関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 国産の中古車は耐久性が高くリスクが低いが、輸入車の中古車は故障のリスクが高くオススメできない
  • 中古車価格は走行距離や年式に依存する部分が大きく、1割前後価格が変わることが多い
  • 高年式低走行距離の中古車で安い場合には「修復歴あり」を疑うべき
  • 高年式低走行距離でも「新古車」や「試乗車落ち」なら単純にお買い得である
  • 新古車や試乗車落ちを賢く探すなら「 なびくる+ 」の利用がオススメ
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