車検や点検、修理などをディーラーや整備工場などに依頼するとき、その間の足代わりとして代車の用意をしてもらうことがある。

とはいえ代車を借りて気になるのは「ぶつけた場合にはどうなるのか」ということだろう。

そのため例えば代車で新モデルの車両が貸与されたとしても、楽しみながらドライブすることができないかもしれない。

そこで先に結論を述べておくと、代車をぶつけると「自腹の修理」となってしまうため、基本的には損することの方が多いのだ。

しかし借りなければ足がなくなってしまうため、どちらにせよ困ってしまうことになる…。

そこで今回は自動車ディーラーの営業マンである筆者が、代車をぶつけた場合の対応について詳しく解説していこう。

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1.代車は無料で借りられる

先に代車の仕組みについて述べておこう。

代車は冒頭でも述べているように、ディーラーや整備工場にて修理や点検などの依頼をすると借りられる、「足車」のことである。

借りられる車の種類などは選ぶことができない場合が多いが、一般的には

  1. 顧客から買い取ったボロボロの車…本当に動くだけという程度
  2. 新車同然の試乗車…試乗してもらって、次の購入につなげさせたい
  3. 営業マン自身の車…工場の代車が足りない場合などに緊急対応する

という3種類の中から貸与されることがある。

つまり新旧、車種もバラバラなのだ。

とはいえ代車はレンタカーとして借りるわけではないため、基本的に「無料」で貸し出してくれる。

また借りられる期間は整備や点検、修理などが終了するまでであり、特に期間が定められることはない。

つまり工場での作業が完了するまでは永遠に無料で借りられるのだ。

ただし注意すべきなのは「乗っている最中のガソリン代は自腹」ということである。

返却時に補充する必要はないが、最初に充填された分のガソリンを超えて走行する場合には、自腹で補充しなければならないと覚えておこう。

以上、ここまでの説明を聞くと、「ガソリン代はかかるが無料で他の車に乗ることができる」ということで、正直なところお得感を感じたのではないだろうか。

とはいえ良いことばかりではなく、代車を借りるとぶつけた時などのリスクが大きくのしかかることになる。

次章では代車を借りるリスクとして最も大きい「ぶつけた場合」について、詳しく説明していこう。

2.代車をぶつけたら「自腹」で直す

代車を借りた場合には、そもそも「ぶつけた場合はどうすればいいのか」という不安が付きまとう。

そして代車をぶつけるという行為は、実は非常に大きなリスクを伴っているのだ。

一体どういうことなのかというと、単純に「自腹で代車の修理費用を負担する必要がある」ということである。

というのも代車はあくまで借り物であるため、借りたものを傷つけた場合には自力で修理をしなければならないのだ。

そのため代車をぶつけた場合には、あなたが契約している自動車保険や、貯蓄によって修理費用を負担しなければならなくなると覚えておこう。

ちなみにぶつけた場合の修理費用に関しては、そもそも代車を借りる際に案内がされる。

案内の方法としては

  • 口頭で「何かあったら修理費用を持ってもらう」と言われる
  • 書面上で貸し出しの契約をさせられる(書類にぶつけた場合などは書かれている)

となっていることが一般的である。

ただし代車をぶつけたすべてのケースで自腹による補償が求められるわけではない。

つまり例外があるということだ。

そこで気になる例外については次章にて説明していこう。

3.自腹での補償が例外の時もある

代車をぶつけても保証なしのイメージ

代車をぶつけても保証なしのイメージ

例外として代車をぶつけた場合に見逃されるケースは、主に下記の2通りある。

代車をぶつけた場合に見逃されるケース
  1. 代車がボロボロで、走行や他のお客様に貸し出すときに支障がない場合
  2. ディーラーや整備工場の「お得意様」となっている場合

それぞれ以下に分けて説明していこう。

代車がボロボロで、走行や他のお客様に貸し出すときに支障がない場合

そもそも貸し出された代車がボロボロの場合には、多少ぶつけて傷や凹みを付けたとしても、見逃してくれるケースがある。

ボロボロという度合いは

  • 年式が古く、塗装の色あせが見られる
  • 最初からいくつかの傷や凹みが見られる

という判断基準で良い。

上記のような車両状態であれば基本的にどの整備工場やディーラーも、「走行には支障がないため別に気にしなくても良いですよ」と言ってくれることが多いのだ。

とはいえ仮にボロボロの代車でも修理が求められるケースが無いわけではないため、代車を借りる前に「どこにどのような傷、凹みがあるのか」という点についてはあらかじめ確認する必要がある。

また走行不能となるケースや、お客様への貸し出しができないほど「醜いキズ」がぶつけたことにより付いた場合には、間違いなく自腹での修理費用が求められる。

ディーラーや整備工場の「お得意様」となっている場合

ディーラーや整備工場と長く付き合っており、お得意様である場合には見逃してくれることが多い。

というのもディーラーや整備工場としてはお客様の囲い込みをすることで、半永久的な利益を追求したいのが本音であるため、少しぶつけた程度であれば「恩を売ってこれからも長く付き合ってほしい」と思っているからだ。

とはいえ気になるのは、ディーラーがあなた自身に対して「どの程度重要視してくれているか」という点だろう。

大まかではあるが、判断基準は下記の通りである。

  • 近々車を買い替える予定がある…購入予定をあらかじめ示唆していた
  • 10年以上、自分や家族の車の購入~点検・修理まで依頼している
  • 企業などの大口顧客として、ディーラーや整備工場に大きな利益をもたらしている

上記した3つのケースに当てはまる場合には、ぶつけてしまったということを正直に話し、その後「小さな傷だし、これからの付き合いも考えて見逃してくれない?」と聞いてみるのが良いだろう。

そうすると修理費用の減額や、免除などに期待ができる。

以上が代車をぶつけた場合、例外的に見逃してくれるケースに関しての説明だったが、もちろん大きなキズや凹みを作るほどの「ぶつけた」に関しては、間違いなく見逃してくれない。

また試乗車や営業マンの車を代車として貸し出された場合には、小さな傷であっても確実に修理が求められる。

そのため原則としては「自腹による修理となる」と覚えておき、ラッキーなケースとして「例外的に見逃される」と考えるべきなのだ。

また自腹による修理に関しては、通常「自分が契約している自動車保険から修理費用を補償してもらう」というのが普通である。

そこで次章では、ぶつけた代車の修理で自動車保険を使った場合について説明していこう。

4.保険で修理すると保険料は大幅アップになる

ぶつけた代車をあなたが契約している自動車保険を使って修理する場合、次年度の契約で大幅に保険料が上がってしまう。

というのも自動車保険を使ってぶつけた代車の修理を行うと、基本的に等級が3等級ダウンされ、さらに3年間のペナルティ割引率が適用されてしまうからだ。

つまり次契約から3年間は、大幅に高い保険料を支払うことになる。

そして実際に筆者が試算した保険料アップを下記に載せておくのでご覧いただきたい。

年次保険を使用しなかった
場合の保険料(円)
3等級ダウン事故の
場合の保険料(円)
1年目123,340182,800
2年目120,950178,040
3年目118,580173,280
合計362,870534,120
差額(円)0171,250

※加入条件

  • 保険等級:本年の保険等級を「15等級」とするため
    • 保険の使用なし…翌年から16等級、17等級、18等級…と計算
    • 3等級ダウン事故の場合…翌年から12等級(事故有3)、13等級(事故有2)、14等級(事故有1)…と計算
  • 車種:日産 エクストレイル(NT32型)
  • 初度登録:平成28年12月
  • 使用目的:通勤通学使用
  • 主な使用地域:愛知県
  • 免許証の色:ゴールド
  • 年齢条件:26歳以上限定
  • 運転者の範囲:本人・配偶者限定
  • その他補償:損保ジャパン日本興亜の「補償充実プラン(車両保険は一般条件)」を選択

試算結果では、3年間のペナルティが課せられる関係で、なんと17万円も保険料が上がることが分かった。

もちろん保険料アップ分はあなたの契約状況によって異なるが、一般的な相場としては3年間で10~20万円程度上がると思ってほしい。

加入している保険代理店や保険会社に問い合わせれば詳細な数字は分かるが、代車をぶつけた場合の保険使用の判断基準としては

  • 3年間の保険料アップ分>修理費用…修理費用は自腹の方がお得
  • 3年間の保険料アップ分<修理費用…保険を使った方がお得

ということになる。

とはいえ仮に保険を使ってぶつけた代車の修理をするのであれば、上がった保険料を少しでも取り戻したいと思わないだろうか。

そこで筆者がオススメするのが、そもそも安い自動車保険に加入することだ。

そして安い自動車保険の探し方については、下記にしていくのでご覧いただきたい。

安くお得な自動車保険は「一括見積もり」で見つかる

実は保険会社の違いによって、年間保険料は大幅に異なるケースが多い。

そのため保険会社ごとに同じ条件で見積もりを作成し、比較していくことで最大2倍近くも保険料差が生まれるケースも珍しくないのだ。

とはいえ何社もの保険会社で保険見積もりを作成し、比較していくのは面倒くさいというのが本音だろう。

そこでオススメなのが「自動車保険一括見積もり」というサービスである。

サービスの詳細は下記にしていくが、本当にオススメかつ安全に利用できるサービスであり、最もお得な自動車保険が簡単に見つかるため、ぜひ一度利用してほしい。

自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか

自動車保険一括見積りとは、ネット上で車種情報を入力すると、自動的に自動車保険会社がマッチングされるサービス

あなたになにのメリットがあるかというと、各保険会社の見積もりを比較できることだ。

前述したとおり、保険会社によって全然金額が異なることが多い。

しかも、同じ保証プランにも関わらず、保険会社によって倍近く違うことも珍しくない。

自動車保険を加入するなら是非ともオススメしたいサービスだ。

しかも、あなたは無料で利用。見積もりのハガキが郵送で届くだけなので、気軽に待っていればいい。

保険は勧誘などが厳しいため、営業電話も一切掛かってこないため、非常にオススメできる。

一番の老舗である「保険スクエアbang!」を使っておけば安心して利用できる。

保険スクエアbang!公式サイト

5.まとめ

以上、代車をぶつけた時の対処法などについて解説してきたが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 代車は無料で借りられるが、ぶつけた時のことを考えるとリスクが伴う
  • 代車をぶつけてしまった場合には、自腹や自動車保険で修理しなければならない
  • 見逃されるケースは例外であるため、原則として自力で修理費用を負担すると考えるべき
  • 自動車保険を使って修理をするなら、次契約のことを考えて「自動車保険一括見積もり」を利用すると、お得で損することが少なくなる
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