実は、昔は業者間では査定額を出すために「レッドブック」というのを使っていた。

このレッドブックとは、車種別に中古車の価値を民間企業が調査して掲載しているものである。

そのため車査定を依頼する際に

  • そもそもレッドブックにはどのような内容が書いてあるのか
  • あらかじめレッドブックの内容を入手して、自分にとって有利に車査定を進めたい

など、レッドブックと車査定の関係について気になりだすと止まらない。

そこで今回は自動車ディーラーの中古車査定士として、実際に何台もの車査定を実施してきた筆者が、車査定の際に聞くことのあるレッドブックについて、詳しく解説していこう。

内容は誰でも理解できるほど簡単で、分かりやすくまとめているため安心して最後までご覧になって欲しい。

また読み終わる頃には、

  • レッドブックは車査定業界ではこのように使われているのか
  • レッドブックに関係なく、最高額で車査定してもらうにはこの方法があったのか

ということが十分に理解でき、必ず自身を持って車査定をしてもらうことができるだろう。

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1.車査定でいうレッドブックとはどのようなものなのか

車査定では昔から「レッドブック」という書籍について、何かしらのウワサがある。

例えば

  • レッドブックを持っている車買取店やディーラーでは、顧客の車を安く買い叩く
  • 逆に自分がレッドブックを持っている場合には、強い武器になる
  • レッドブックには車査定の秘密が詰まっていて、企業秘密だ

など、まことしやかに様々なことが言われているのだ。

とはいえ実際のところ、「何が本当なのか」はあまりよく知られていない。

そこでまずはレッドブックを発行している企業について、紹介していこう。

その企業とは「有限会社オートガイド」という、東京の企業である。

Red book

Red book

そしてこの企業、実はレッドブックの発行を専門にしており、なんどこの事業だけで60年間も運営している老舗企業なのだ。

またレッドブックは正式名称を「中古車価格月報」といい、その名の通り「中古車の市場価格情報を、月単位で公開している」というものである。

とはいえ実際のところ、レッドブックに書かれているのは中古車の市場価格だけなのか、疑問だろう。

そこで次に、レッドブックには本当のところ何が書かれているのか、紹介していこう。

レッドブックには何が書かれているのか

レッドブックがどのようなものなのかよく理解できただろうが、「中古車価格だけが書かれているものがそれほど重要なはずがない」と思っただろう。

実はその考え、正しいといえる。

なぜならレッドブックには、下記に箇条書した内容のものが車種別に記載されているからだ。

  • 中古車販売価格
  • 下取り価格
  • 卸売価格
  • 中古車小売価格

これらの情報は正直なところ「消費者としてなんとしても手に入れたいもの」であることに違いない。

なぜなら卸売価格を知っておけば「業者間で取引される価格=オークション相場」を知ることができ、さらに下取り価格を知っておけば「どの程度の相場で車査定がされるのか」が分かるからだ。

そのためレッドブックとは、正確にいうと「中古車市場の様々な価格相場が分かるもの」と認識しておくと、イメージしやすいだろう。

そんなレッドブックに関するこれまでの説明をご覧になると、正直なところ「確実に手に入れたい」と思っただろう。

しかし本当にそんなことはできるのだろうか。

次に詳しく説明していく。

一般の人がレッドブックを入手できるのか

まず先に説明しておくが、レッドブックはオートガイド社の公式ホームページ上で

業界(自動車・損保・法曹・官公庁など)のプロ用です

※出典:有限会社オートガイドの公式ホームページより

とあるように、あくまで業者向けのものである。

とはいえ実際のところ、個人で購入することに関しては制約がなく、手に入れることは可能である。

しかし実はレッドブックの購読料は「意外と高い」という特徴がある。

というのもレッドブックの購読は基本的に年間契約となるため、

  • 商用車用…年間7800円
  • 国産乗用車用…10300円
  • 軽自動車・二輪車用…4700円
  • 輸入自動車用…7200円
  • 全シリーズ…27000円
  • 国産車シリーズ…22000円

出典元:有限会社オートガイドの公式ホームページ「オートガイド自動車価格月報 年間購読料」より

となっているのだ。

つまり「1度の車査定に利用するために、購読するのはもったいない」というのが本音なのだ。

そのため購入することは可能ではあるものの、コストパフォーマンスを考えると「あまり意味がない」ということもできる。

しかし、車査定に来る担当者がレッドブックを使っている場合、「情報量で負けている」という気がしてしまうだろう。

そこで次に、出張査定をしに来る担当者が、実際にレッドブックを使用して車査定をしているのか解説していこう。

実際に査定のときに使われている?

先に結論を述べておくが、実は査定をしている担当者の9割方が、レッドブックを使っていない。

つまり「持ってきてもいない」ということになる。

一体どういうことなのかというと、車買取店としては全体的な相場情報の把握をするために、客観的意見としてレッドブックを所持している場合はある。

しかし実際のところ、業者専用オークションでの落札価格や、自社の中古車在庫の売れ行きなどを見て査定額は判断しているため、結果的にレッドブックは「あくまで参考程度」として扱われていることが多いのだ。

つまり「車買取店ごとに蓄積してきたデータを参考にしているため、レッドブックをまるっきりアテにはしていない」ということになる。

とはいえ、もしそれが本当なのだとしたら、レッドブックは一体何に使われているのか気になるだろう。

その答えは先程引用した文章の中に隠されている。

そう、「損保・法曹・官公庁など」である。

これらの業者は中古車販売店や車買取店などと比較すると、本当の市場価格に関するデータが乏しい。

そのためレッドブックを購読することにより、例えば損保(自動車保険)会社の場合には、「車両保険の全損時の価格」などを決めるのに利用しているのだ。

また法曹関係では、裁判などの際に「第三者機関による価格相場の提示」などをするために利用することもある。

つまり車査定関係以外の業界で、よく利用されていると覚えておこう。

以上がレッドブックに関する解説だったが、これまでの内容をご覧いただくと「レッドブックを持っていなくても良さそうだ」と感じたことだろう。

その感覚は決して間違ってはいない。

というのもこれまでに解説してきた通り、レッドブックの内容をそのまま自社の買取相場としている車買取店はほとんどなく、各車買取店の裁量によって決められているからだ。

そのためレッドブックに関してはそれほど重要視する必要はなく、実際に車買取店へ車査定の依頼をして、自分が納得できる金額かどうかを判断しなければならないということになる。

そして実はレッドブックだけではなく、「イエローブック」と呼ばれるものもあるため、念のため次章にて簡単に説明していこう。

2.「イエローブック」とは何か

イエローブックとはJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が発行している。

参考までに下記画像がJAAIの査定士の資格を取ると配布される査定に関する本になる。

一般財団法人日本自動車査定協会の査定ブック一式

一般財団法人日本自動車査定協会の査定ブック一式

中古車の小売価格、つまり中古車の価格相場などが掲載されている情報誌であり、これまでに紹介してきたレッドブックとほとんど同じような仕様となっている。

つまりレッドブックの内容と大きな差異はなく、やはり「参考程度」にしかならないのが実情だ。

そのため車査定の際にはあまり役に立たないこともある。

とはいえ、古くから営業している地域密着型の車買取店は査定協会に登録している場合も多く、査定協会との関係性上、このイエローブックをそのまま採用している業者もある。

しかしそのような業者はごく稀であり、だれもが知っているような大手車買取店に高額で車査定の依頼をする場合には、関係の無いことである。

そしてこれまでのレッドブックとイエローブックに関する説明をもとに、車査定のプロである筆者が結論を述べていこう。

3.車査定のプロとしては「複数社に査定依頼をする」で解決できる

車査定のプロとしては、何度も言っているように「レッドブックやイエローブックは関係ないので、考える必要はない」と結論づけている。

やはりほとんどの車買取店が、自社のデータをしっかりと分析して買取相場などを算出しているため、このような結果になると思っても間違いではない。

またレッドブックやイエローブックに記載されている内容は決して間違っているわけではないのだが、やはり現場感覚で見ていくと「ちょっと甘い気がする」「厳しすぎる気がする」という、実際の市場の価格とは異なる場合が多いというのが本音である。

これは筆者の上司も言っており、さらに他ディーラーの中古車営業マンも同様の意見だったため間違いはないだろう。

しかし、「基準になるのでは」と思っていたレッドブックが参考にならないとすると、一体どうすれば良いのだろうか。

その解決は簡単で、実は「複数の車買取店に車査定の依頼をする」というだけで良いのだ。

というのも車買取店が自社のデータに基づいて買取価格を決定しているということは、これまでの説明からも理解しているかと思うが、各社のデータにはもちろん違いがあるため、その価格差によってお得になれば良いのである。

またここ最近の中古車人気の影響で、ほとんどの車買取店は「利益の源泉となる中古車在庫がない」という状況になっている。

そのためあなたが車査定の依頼を複数の車買取店にすると、各社は「自社が利益を出せるギリギリの価格」で車査定をしてくれるため、結果的に最高額を引き出すことができるのだ。

とはいえ本当に複数の車買取店に車査定の依頼をすると、手間や労力が心配になってしまうだろう。

そこで筆者としては「車一括査定」というサービスをオススメしている。

このサービスは本当によくできており、簡単な申込みをするだけで複数の車買取店に車査定の依頼をすることができるのだ。

サービスの詳細については次章にてより詳しく説明していくが、本当に誰でも簡単に最高額が引き出せるため、ぜひ解説をご覧になって利用してほしい。

4.高額査定をするなら「車一括査定」がオススメ

車一括査定とは「複数の買取店」に同時依頼できるサービス

 車一括査定とはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携しているいくつもの車買取店に一括して車査定の依頼をすることができるサービス
車一括査定のイメージ図

車一括査定のイメージ図

そして名前からもおおよその内容は推測できるだろうが、サービスと提携している何百~何千社もの車買取店の中から、あなたの地域に対応している複数の車買取店に車査定を一括して依頼できるのだ。

またサービスと提携しているほとんどの車買取店は、無料の出張査定サービスに対応しているため、あなたは自宅にいながら一気に複数社を競合させられる。

そのため「一度の申し込みをするだけで、最高額が得られる方法」ということができるのだ。

申し込み方法に関しても非常に簡単で、

  • あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、総走行距離など)
  • あなた自身に関する情報(出張査定先の住所や氏名など)

を入力するだけであるため、1~3分程度の時間があれば申し込みを完了させられる。

以上のことから車一括査定を利用することで、へこみのあるあなたの車は「最短時間で最高額を得ることができる」ということになるのだ。

申し込みは非常に簡単で、誰でもササっとできる。

そのためぜひ一度利用して、満足のいく価格提示を受けてほしい。

とはいえひとつだけ問題もある。

それは「車一括査定のサイトはいくつもあるため、どこがオススメなのか分からない」ということだ。

そこで最後に、当サイトで紹介している車一括査定サイトの中から、オススメなものを紹介しておこう。

車一括査定を徹底比較

車一括査定をオススメしたのはいいが、じつは買取店ほどではないにしても、いくつかのサイトが存在する。

主要な車一括査定6つをまず見てほしい。

下記にそれぞれの車一括査定を比較した一覧表を載せておく。

車一括査定の比較表

車一括査定の比較表

それぞれの比較一覧表をご覧になると、例えば

  • カーセンサーの提携業者数は圧倒的に多い
  • 楽天オートは楽天ポイントがもらえる
  • ズバット車買取は申し込み直後に買取相場を知ることができる
  • かんたん車査定ガイドはJADRIで認可された買取業者のみに厳選
  • カービューは車一括査定を最初に始めた運営サイトで歴史が長い
  • ユーカーパックは買取業者からの電話がない、申込み直後に買取相場を知ることができる

という特徴に気付くことができるだろう。

実際にこれらの特徴はすべて各車一括査定の「強み」といえる部分だ。

といえば、これらの特徴をご覧になるだけでは、本当にオススメの車一括査定がどれなのか分からないはずだ。

そこで筆者が車査定のプロとして最もオススメできる車一括査定について、ご紹介していく。

車一括査定のオススメは「カーセンサー」

最もオススメの車一括査定はタイトルの通り「 カーセンサー 」と結論付けている。

なぜなら「1,000件を超える圧倒的な業者と提携しているため、最も自分に合った買取業者を探しやすく最もお得になる可能性が高い」といえるからだ。

カーセンサー

とはいえその他の車一括査定がオススメできないわけでもない。

下記に筆者が カーセンサー を1位として、それに続くオススメランキングをカンタンに箇条書きした。

それぞれを分けて、簡単に理由の説明をしていこう。

2位:ユーカーパック

ユーカーパック は他の車一括査定とは少し色が異なる。

ユーカーパックの特徴は、車一括査定のように買取店からの電話ではなく、ユーカーパックからのみしか掛かってこない。

この車買取店から一斉に電話がかかってこない点が評価することができる。

さらには、2,000社以上もの車買取業者と提携してのも評価ポイントだ。

ただし、前述したカーセンサーと比較すると、提携している業者の多くが「大手買取業者ではない」という欠点がある

ユーカーパック

3位:楽天オート

楽天オート の車一括査定は、「ポイントがもらえる」という特徴が大きい。

そして得られるポイントは

  • 申し込みをして5ポイント
  • 申し込み後に制約をしたら1,500ポイント

であり、ハードルがとても低い。

提携している買取業者数はカーセンサーと比較して見劣りする。

楽天オート

4位:ズバット車買取

ズバット車買取 は車一括査定の中でも10年を超える運営実績があり、東証一部上場企業が運営しているため「信頼感」は抜群といえる。

  • 提携業者数もそれなりに多く、比較的容易に複数社の競合をさせることができる点
  • 申し込み後に買取相場がすぐ分かる点

など、それほど目立つポイントではありませんが「しっかり堅実にお得になることができる」といえる。

ズバット車買取

5位:かんたん車査定ガイド

かんたん車査定ガイド の最大の特徴はJADRIと言われる中古車の流通を健全とする団体に参加している買取業者のみと提携している点だ。

最近は滅多にありませんが、それでも車は金額が大きいぶん、少し品が悪い買取業者が存在することも事実。

つまり「かんたん車査定ガイド」は、提携している買取業者が少ないのが弱点だが、逆にいうと信頼できる買取業者に厳選しているといえる。

かんたん車査定ガイド

6位:カービュー

残念ながら筆者として最下位が カービュー

実は、カービューは車一括査定というサービスを一番最初に始めた会社である。

ただし、残念ながらカービューは車好きが集まったコミュニケーションサイト「みんカラ」に力を入れいるため、車一括査定の後発組に負けているという状況だ。

また、サービス内容も他社に比べて、ここが強いというのが正直ない。

以上、筆者がオススメする車一括査定に関しての解説を終了する。

ご覧になると「いくつもある車一括査定にはそれぞれ特徴があり、ポイントを抑えておくことで確実に金銭的にも、精神的にもお得になることができる」ということが分かったかと思う。

そして再度結論を述べますが、筆者としては最もオススメな車一括査定は「 カーセンサー 」であり、確実に最もお得な車買取業者を探すことで「数十万円以上も高く車買取してもらえる」ということができる。

申し込みにかかる時間も2分程度と、本当に短時間で簡単に申し込みを完了させることができる。

そのため、ぜひ一度試してみてほしい。

「こんなにお得になるのか!」とビックリするかもしれない。

5.まとめ

以上、車査定とレッドブックに関する解説を終了するが、ご覧いただくと

  • 意外なことに、切り札だと思っていたレッドブックがそれほど関係ない
  • 本当にお得な車査定をしてもらうということは、こんなにも簡単なことだったのか

ということが理解できただろう。

車査定のプロとして友人などにこの話をすると「えっ意外と専門的なことは必要ないのか」と驚かれるのだが、まさにその通りなのだ。

そのためあなたは、最後に紹介した車一括査定を利用することで、レッドブックやイエローブックを無視して、確実に最高額で車査定をしてもらうことができ、結果としてお得に次の車へ乗り換えることができるといえる。

また申し込みに関しては本当に簡単であるため、ぜひ一度ササっと入力を完了させて期待に胸を膨らませてほしい。

そうすることで必ずあなたの予想を超えた査定額が提示され、間違いなく満足できる価格で買取が実現するだろう。

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