誰でもできる!車検切れの車を売る3ステップと最高額で売る2つの方法

車検切れの車は、どこか「車としての価値がない」と思いがちだ。

しかし実際には、車検切れなど関係なく車を売ることは可能である。

とはいえそう聞いたとしても、あなた自身まだ

  • 車検切れの車が売れるってどういうことなの?
  • 車検切れの車を売るなら、先に手順を知っておきたい
  • 車検切れでも、売れるなら最高額を狙っていきたい

と思っているでしょう。

そこで今回は、自動車ディーラーの中古車査定士をしている筆者が、車検切れの車が売れる仕組みや最高額を引き出す方法について紹介していこう。

今車検切れで少し希望が見えないあなたの車、絶対に高く売れるため、最後までご覧になることをオススメする。

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あなたは愛車の本当の価値を知っているだろうか?
もし、ディーラーの下取り額でしょ?買取店で出してもらった査定額でしょ?と思ったあなたは大きな間違いだ。

ディーラーや買取店は、ただただあなたから買い取った車を横流しして利益を上げているだけなのだ。

つまり彼らの利益を最小限に減らすことができれば、あなたは最高額で売れることができる。

ではどうすればいいのか?答えは「買取店同士を競わせる」こと。
ただ、正直、1社1社買取店を回っていたら面倒だと思うだろう。

そこでオススメなのが車一括査定というサービスを使うことだ。
車一括査定を使えば、一度に買取店に査定してもらい競争させることができるので、MAXに近い買取額が出る。

無料で利用、しかも納得いかなければ売らなくてもOKなのだ。
だまされたと思った一度利用することをオススメする。

おそらくあなたは出てきた査定額にビックリするだろう。

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1.車検切れの車は問題なく売ることが可能

中古車販売店の車が「車検なし」の状態でも売られているのをご存じだろうか。

このほとんどは、基本的に車検切れ状態の車を買い取ってきたものである。

つまりあなたの車が車検切れだとしても、まず普通に売ることは可能だと思ってほしい。

そして車検切れだったとしても、「車検代分」程度買取金額が安くなるのみであり、車検を受ける費用を考えると±0であるケースが圧倒的に多いのだ。

そのため、車検切れの車が売れるかどうかという点については、全く問題ないため不安に思う必要はない。

とはいえ、まだ

  • 車検切れということは、車を走らせることができない
  • 車を走らせることができないということは、そもそも買取査定に持っていくことができない
  • だから、やっぱりまともな価格で売れないのでは?

と思っているだろう。

そこで次章では、具体的に車検切れの車を売る手順について紹介していく。

2.車検切れの車を売る3ステップ

車検切れの車を売る手順は、実に単純で下記の3ステップを実践するだけでいい。

車検切れを車を売る3ステップ
  1. 買取店を呼ぶ
  2. 必要書類をそろえる
  3. 引き渡し

それぞれ、以下に分けて説明していこう。

ステップ1.買取店を呼ぶ

車検切れで車を走らせることができないため、買取査定を受けるためには「出張査定」の依頼をしなければならない。

そのため「余分な費用がかかるのでは…?」なんて心配になってしまうだろう。

しかし安心してほしい。

どの買取専門店でも、よほど極地に住んでいない限りは出張査定は無料であることがほとんどなのだ。

そのため下記の方法で、出張査定を依頼してしまえばいい。

  • ネットで「地域名 車 出張査定」と検索する
  • 自分が知っている買取専門店に連絡して、出張査定を依頼する
  • 知人に買取専門店を紹介してもらう

理由は後述するが、買取専門店は必死に在庫車確保をしたがっているため、必ずすぐにアポ取りが完了し、出張査定をしてくれる。

また「ディーラーにお願いするのはダメなの?」と思ったかもしれないが、コチラは後述する理由により高く売れないことが一般的であるため、買取専門店一択だと思った方が良い。

ステップ2.必要書類をそろえる

出張査定の依頼を終えたら、車検切れの車を売るための必要書類を準備し始める。

そしてその必要書類とは、下記に挙げた6つだ。

  1. 車検証
  2. 自動車納税証明書
  3. リサイクル券
  4. 印鑑証明
  5. 譲渡証明書
  6. 委任状

すべてが事前に用意する書類ではないが、それぞれ分けて説明していく。

※通常の車売却の場合は「自賠責保険証明書」も用意するが、車検切れ=自賠責切れであるため、関係ないと思って大丈夫である。

書類1.車検証

車検切れであったとしても、車検証は必須である。

というのも車検証には「現在の所有者」が記載されており、結果的に売却時には名義変更をしなければならないからだ。

そのため車検証だけは、必ず車に載せて保管しておく必要がある。

ただし車検切れということもあり、車検証を紛失しているケースも考えられる。

その場合には、車両が登録されている地域の陸運支局に行き、再発行をする必要がある。

しかし再発行はそれほど難しくない。

  • 紛失してしまった理由を書く「理由書」…窓口で書類は入手可能、書き方も教えてくれる
  • 身分証明書…運転免許証など
  • 手数料納付書…再発行にかかる300円を納付するための書類で、窓口で書き方・入手は完了する

たったこれだけで完了するのだ。

そのため車検切れの車を売る場合には、まず車検証の確認をし、紛失してしまったにはすぐに陸運支局に出向くと良いだろう。

書類2.自動車納税証明書

車を持っている限り1年に1度支払う自動車税は、支払後に「納税証明書」というものが発行される。

納税証明書サンプル
納税証明書サンプル

クレジットカード払いにしている場合はホームページの印刷でいいのだ。

クレジットカード払い時の納税証明書支払い完了画面
クレジットカード払い時の納税証明書支払い完了画面

車売却の際には「納税をしているから問題なく名義変更できる」という証明のために使うと思ってほしい。

しかしレシート大の書類であるため、紛失してしまうことが多いのだが、コチラも心配ない。

というのも自動車納税証明書は、各都道府県税事務所の専用端末にて無料ですぐに再発行できるからだ。

そして買取店の担当者も特に面倒なわけではないため、無料で代行してくれることも多いし、実際に自分で再発行しても拍子抜けするほど簡単なので、安心してほしい。

ただし自動車納税証明書が必要ないケースもある。

それは車を一時抹消(一時的に使わない)という状態に登録し直している場合だ。

というのも一時抹消状態にしている場合には、そもそも納税の義務が免除されているため、必要ないことになる。

とはいえ注意してほしいのは、自動車税は4/1時点で起算されているため、3/31までに一時抹消状態にしていなかった場合には、納税の義務が生じているのだ。

そのため自動車納税証明書を確認する場合には、

  • そもそも一時抹消されているのか
  • 一時抹消をしている場合は、いつしたのか

を確認し、紛失の有無について考えるのがオススメである。

書類3.リサイクル券

先に述べておくが、リサイクル券は「無いなら無くても構わない」という書類だ。

というのもリサイクル券で重要なのは「書類上に記載された金額」なのだが、これは今簡単にネット上で検索できる。

そして紛失している場合には、買取専門店が勝手にネット上で検索してくれるため、特に何も問題ないのである。

ちなみにリサイクル券に記載されている金額は「預託金」というもので、単純な車売却であれば返金されることになっている。

しかし業務の簡略化に伴って、基本的には「買取金額の中に含む」とされるケースが圧倒的に多いため、契約時には一応確認することをオススメする。

※ほとんどの買取専門店では、契約時に「税金関係・リサイクル預託金の返金は、買取価格に含みます」と絶対に説明してくれるので、安心してほしい。

書類4.印鑑証明

所有者があなた名義である場合には、あなたの印鑑証明が必要になる。

というのも法律上の所有権移転をするため、次に説明していく「譲渡証明書」や「委任状」に実印の押印をするからだ。

発行は住民票のある市区町村役場または出張窓口で可能で、一部につき200~300円程度が必要になる。

また「すでにこの間余分に取得している」という場合には、証明できる有効期限が3ヶ月と決められているため、発行日を確認してほしい。

ただし、車検証上の所有者がローン会社などの場合には、ローン会社に印鑑証明を発行してもらわなければならない。

その際はローン会社に連絡をすると残債などの確認がされ、問題なければ2~3日中に送付してくれるため、ローン会社の印鑑証明を提出すれば大丈夫である。

ちなみにローン会社が所有者の場合には、次に説明していく「譲渡証明書」や「委任状」も同封して送付してくれる。

書類5.譲渡証明書

譲渡証明書はあなたが用意する必要はなく、契約時に買取専門店の担当者から入手することが可能だ。

直接的に譲渡証明書が所有権を移転するために重要な書類であるため、コチラには必ず実印の押印が必要である。

前述したが、ローン会社が所有者となっている場合には、連絡すると「印鑑証明」と次に説明する「委任状」を同封して送付してくれるため安心してほしい。

書類6.委任状

委任状は「名義変更手続きを買取専門店に代行してもらう」ために必要な書類である。

入手は譲渡証明書と同じく、契約時に買取専門店の担当者からその場で入手することができる。

そしてこちらも所有権の移転に直接かかわる書類であるため、必ず実印の押印が必要である。

またローン会社が所有者となっている場合には、やはり連絡することで実印押印済みの委任状を送付してくれるため、心配する必要はない。

以上、必要書類の説明を終了するが、あなたが絶対に自分で用意する書類は下記2つである。

  • 車検証…紛失してしまった場合は陸運支局にて再発行
  • 印鑑証明…市区町村役場で発行、ローン会社が所有者となっている場合には連絡すると送付してくれる

そのためあまり心配せずとも、比較的簡単に自力で用意できると思っても大丈夫である。

ステップ3.引き渡し

書類もすべて完了したら、後は契約をして引き渡しをするだけだ。

引き渡しは特に何かをするわけでもなく、出張査定と同じく引き取りに来てもらえばいい。

以上の3ステップで、車検切れの車を売ることは完了するため「意外と簡単」と思っただろう。

しかしこれでは、実は「ただ売れただけ」という状況である。

というのも決して高く売れたとは言えないのだ。

そこで次章では車検切れの車を、本格的に高く売る方法について紹介していこう。

3.車検切れの車を高く売る、たった2つの方法

車検切れの車を高く売りたいのであれば、下記に箇条書きした2つの方法を実践するだけでいい。

車検切れの車を売る2つの方法
  1. ディーラーの下取りではなく、買取専門店の買取を依頼する
  2. 複数の買取専門店を競合させる

それぞれ、以下に分けて説明していこう。

方法1.ディーラーの下取りではなく、買取専門店の買取を依頼する

先ほど「ディーラーは安く、買取専門店の方が高い」と述べた。

その理由をここで説明しよう。

ディーラーの主な業務は「新車の販売」であり、それによって利益を得ている。

さらに新車の販売台数やシェアなどのノルマを自動車メーカーから課されており、その達成に伴うインセンティブも得ている。

つまりディーラーは新車販売に力を入れることこそ、大きな利益につながるのだ。

そのため中古車販売の源泉となる下取りに関してはあまり積極的ではなく、どうしても高く下取りしなければならない理由があまりないのである。

一方、買取専門店は新車販売のライセンスを持っていないため、中古車販売によって利益を上げなければならない。

そして今、中古車人気が非常に高いことから、買取専門店としては在庫車確保に必死になっているのだ。

そのためディーラーよりも圧倒的に高く買取りをしてくれるケースが多く、そもそもディーラーへ下取りに出す理由はほとんどなくなってしまうのである。

方法2.複数の買取専門店を競合させる

買取専門店への売る方が高くなる理由が分かったら、後は買取専門店を複数社呼んで競合させるだけである。

なぜなら買取専門店はどこも在庫車確保に必死になっており、どの業者も「少しぐらい利益を削ってでも、在庫車を確保したい」と思っているからだ。

そのため3~5社に対して一気に出張査定を依頼して、自宅にて一気に競合させていくのがオススメである。

そうすることで徐々に査定額が上昇していき、最終的には相場の上限値付近の金額で車検切れの車を売ることが可能になるのだ。

とはいえ「そもそも3~5社も買取専門店を探すのが面倒くさい」と思うだろう。

そこで筆者がオススメするのが「車一括査定」というサービスである。

サービスの詳細は下記にしていくが、あなたの自宅へ出張査定してくれる買取専門店が、すぐに何社も見つかるサービスなので、ぜひ一度利用してほしい。

車一括査定とは「複数の買取店」に同時依頼できるサービス

 車一括査定とはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携しているいくつもの車買取店に一括して車査定の依頼をすることができるサービス
車一括査定を使わない場合、使う場合
車一括査定を使わない場合、使う場合

そして名前からもおおよその内容は推測できるだろうが、サービスと提携している何百~何千社もの車買取店の中から、あなたの地域に対応している複数の車買取店に車査定を一括して依頼できるのだ。

またサービスと提携しているほとんどの車買取店は、無料の出張査定サービスに対応しているため、あなたは自宅にいながら一気に複数社を競合させられる。

そのため「一度の申し込みをするだけで、最高額が得られる方法」ということができるのだ。

申し込み方法に関しても非常に簡単で、

  • あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、総走行距離など)
  • あなた自身に関する情報(出張査定先の住所や氏名など)

を入力するだけであるため、1~3分程度の時間があれば申し込みを完了させられる。

以上のことから車一括査定を利用することで、へこみのあるあなたの車は「最短時間で最高額を得ることができる」ということになるのだ。

申し込みは非常に簡単で、誰でもササっとできる。

そのためぜひ一度利用して、満足のいく価格提示を受けてほしい。

とはいえひとつだけ問題もある。

それは「車一括査定のサイトはいくつもあるため、どこがオススメなのか分からない」ということだ。

そこで最後に、当サイトで紹介している車一括査定サイトの中から、オススメなものを紹介しておこう。

車一括査定を徹底比較

車一括査定をオススメしたのはいいが、じつは買取店ほどではないにしても、いくつかのサイトが存在する。

主要な車一括査定6つをまず見てほしい。

下記にそれぞれの車一括査定を比較した一覧表を載せておく。

車一括査定の比較表
車一括査定の比較表

それぞれの比較一覧表をご覧になると、例えば

  • カーセンサーの提携業者数は圧倒的に多い
  • 楽天オートは楽天ポイントがもらえる
  • ユーカーパックは買取業者からの電話がない、申込み直後に買取相場を知ることができる
  • ズバット車買取は申し込み直後に買取相場を知ることができる
  • カービューは車一括査定を最初に始めた運営サイトで歴史が長い
  • ナビクル車査定は買取業者を厳選している

という特徴に気付くことができるだろう。

実際にこれらの特徴はすべて各車一括査定の「強み」といえる部分だ。

といえば、これらの特徴をご覧になるだけでは、本当にオススメの車一括査定がどれなのか分からないはずだ。

そこで筆者が車査定のプロとして最もオススメできる車一括査定TOP3を紹介する。

車一括査定のオススメは「カーセンサー」

カーセンサー
カーセンサー
http://www.carsensor.net/

最もオススメの車一括査定はタイトルの通り「 カーセンサー 」と結論付けている。

なぜなら「1,000件を超える圧倒的な業者と提携しているため、最も自分に合った買取業者を探しやすく最もお得になる可能性が高い」といえるからだ。

カーセンサー

依頼でポイントがもらえる「楽天オート」

楽天オート
楽天オート
https://auto.rakuten.co.jp/

楽天オート の車一括査定は、「ポイントがもらえる」という特徴が大きい。

そして得られるポイントは

  • 申し込みをして5ポイント
  • 申し込み後に制約をしたら1,500ポイント

であり、ハードルがとても低い。

提携している買取業者数はカーセンサーと比較して見劣りする。

買取業者からの電話なし「ユーカーパック」

ユーカーパック
ユーカーパック
https://ucarpac.com/

ユーカーパック は他の車一括査定とは少し色が異なる。

ユーカーパックの特徴は、車一括査定のように買取店からの電話ではなく、ユーカーパックからのみしか掛かってこない。

この車買取店から一斉に電話がかかってこない点が評価することができる。

さらには、5,000社以上もの車買取業者と提携してのも評価ポイントだ。

ただし、前述したカーセンサーと比較すると、提携している業者の多くが「大手買取業者ではない」という欠点がある

ユーカーパック

以上、筆者がオススメする車一括査定に関しての解説を終了する。

ご覧になると「いくつもある車一括査定にはそれぞれ特徴があり、ポイントを抑えておくことで確実に金銭的にも、精神的にもお得になることができる」ということが分かったかと思う。

そして再度結論を述べますが、筆者としては最もオススメな車一括査定は「 カーセンサー 」であり、確実に最もお得な車買取業者を探すことで「数十万円以上も高く車買取してもらえる」ということができる。

申し込みにかかる時間も2分程度と、本当に短時間で簡単に申し込みを完了させることができる。

そのため、ぜひ一度試してみてほしい。

「こんなにお得になるのか!」とビックリするかもしれない。

4.まとめ

以上、車検切れの車売る方法に関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 車検切れの車は普通に売ることができる
  • 車検切れの車を売るには、買取店を呼ぶ&自力で2つの書類を用意するだけで、ほとんど完了してしまう
  • ただそれでは高く売れないため、「車一括査定」というサービスを利用して複数の買取専門店を競合させるのがオススメ