5万円の中古車

たまに中古車販売店で見かける「5万円」という中古車。

大手の中古車検索サイトGoo-netを見てもたくさん見つかる。

5万円の中古車

5万円の中古車

安さに目を奪われるものの、「本当に購入しても大丈夫なのか」と心配になってしまうだろう。

そこでディーラー営業マンの筆者が先に結論を述べておくが、実は5万円の中古車を購入するのはヤバいといえる。

その理由は後述していくが、とにかく「ヤバい」ということだけは頭に入れておいてほしい。

とはいえ今現在5万円の中古車でも構わないから「とにかく足となる車が欲しい」と思っているだろう。

その気持ちは痛いほどよく分かるため、筆者が5万円の中古車の真実と、賢く安く中古車を購入する方法について詳しく解説していこう。

※なお本データは2018年7月現在で調査した中古車になる。中古車は唯一無二の存在であり、あなたが調べたときに近いスペック条件の車種があるとは限らないので、ご了承願いたい。
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1.実は5万円では買えないことがほとんど

まず5万円の中古車は、実は手元に現金で5万円持っていても購入できないことがほとんどである。

というのも中古車を購入した場合には、車の登録(ナンバーを付ける作業)が必要になり、その作業に付随するものとして

  • 車庫証明の取得
  • 自動車税の納付
  • 重量税の納付
  • 自賠責保険料

などが最低限必要になるからだ。

下記のイメージ図をご覧になると分かるのだが、車両本体価格(5万円)上記の諸費用がプラスされていると考えてほしい。

中古車費用の内訳

中古車費用の内訳

そしてそれぞれの諸費用の内訳だが、

  • 車庫証明の取得…最低2,500~3,000円
  • 自動車税の納付…最低1万円程度
  • 重量税の納付…最低5,000円程度
  • 自賠責保険料…25,000円程度

となるため、実際に5万円の中古車を購入しようと思った時には、合計で10万円程度必要になるケースが多いのだ。

下記のキャプチャ画像をご覧いただくと分かるが、車両本体価格が5万円であったとしても、総額で10万円を超えていることが分かるだろう。

10万円を超える中古車

10万円を超える中古車

※出典元:グーネット「岐阜県 静岡県 愛知県 三重県の中古車情報」より

つまり総額5万円で中古車を購入するのは、現実的に考えると「難しい」と思った方が良い。

またこれだけ安い中古車であるため、正直なところ「エアコンやキーレスなどの便利装備はついていない」と思うべきだ。

もちろん車種によって装着されている場合はあるが、5万円という価格では「修理せずにそのまま売り出している」というケースも多い。

以上、ここまでをまとめると

 
  • 車両5万円の中古車は、総額で10万円を超える可能性が極めて高い
  • 5万円で売り出している中古車は、便利な装備がついていない(使えない)可能性が高い

ということになる。

おそらく5万円の中古車の購入を検討する時点である程度便利装備については、諦めがついているかもしれないが、総額が10万円を超える点については少し納得がいかないだろう。

しかし実は総額で5万円以内の中古車も存在する。

そんなコミコミ5万円の中古車については、次章にて詳しく解説していこう。

2.逆にコミコミ5万円の車はヤバすぎる

コミコミ下記のキャプチャ画像の通り、5万円の中古車も存在する。

5万円の中古車

5万円の中古車

※出典元:グーネット「岐阜県 静岡県 愛知県 三重県の中古車情報」より

しかしコミコミ5万円の中古車ほどヤバいものはない。

というのもコミコミ5万円の中古車は、基本的に「ギリギリ車検に適合する程度」の整備しかされていないことが多いからだ。

つまり何とか車検には適合するものの、安全性という観点からは非常にリスクの高い買い物になってしまうのだ。

そのため例えば無理やり車検を通した後に、オイル漏れが発生することも多い。

そしてブレーキオイルが漏れてしまった場合には、油圧で操作しているためブレーキが効かず、結果的に大事故につながりかねない。

また正直なところ、この状態は総額10万円超えになってしまう5万円の中古車でも同様で、購入には大きなリスクが伴ってしまうといえる。

大まかには上記のとおりだが、5万円の中古車には下記4点のリスクも兼ね備えている可能性が極めて高く、やはりオススメできない。

 

 
  1. 修復歴「有」の中古車
  2. 水没車
  3. 定期交換部品が未交換の中古車
  4. 現状渡しの中古車

 

リスク1.修復歴「有」の中古車

修復歴「有」の中古車とは、車の走行安全性にかかわる重大な部分、つまり車のフレーム(骨格)部分や、足回りなどの元となる部分に修復の跡が見られる車両だ。

そのため修復歴有の中古車を購入してしまうと、極論を述べれば「空中分解する可能性がある」ということもできる。

もちろんそのようなことが無いよう修復してはいるものの、製造された当初の堅牢性は損なわれてしまっているため、安全性は低いと思った方が良いのだ。

ちなみに中古車検索サイト「グーネット」では、下記のキャプチャ画像のように簡単に修復歴の有無で絞込をすることが可能である。

修復歴有無のチェックボックス

修復歴有無のチェックボックス

リスク2.水没車

水没車とはその名の通り「震災の津波や豪雨の洪水などで水没してしまった車」である。

そして水と相性の悪い電気系統の部品が、故障しやすくなっていることが多い。

ただし厄介なのが「修復歴有」として出てこないことであり、実際に現車確認時に自分で判断するしかない。

とはいえ業者は水没車を売る場合には「見える部分はきれいにしてから販売する」という特徴があるため、正直なところ分かりにくいのが現状だ。

しかし素人でもできる判断方法としては、

  • シートベルトを最後まで引っ張る
  • トランクルームの内張りをめくる
  • 車内のパネルを外す

などして、泥やサビなど、水の浸かったラインを内側から確認すると、見つけることが可能である。

また車内のパネル類の内部に泥や汚れがふんだんに詰まっている場合は、間違いなくアウトであるため、購入は控えた方が良いだろう。

ちなみに、水没車はエアコンフィルターが極度に湿っていたせいで、エアコン内部にカビが大量発生している可能性が高い。

そのため「エアコンが異様に臭い」という場合には、水没車の確認をすべきといえる。

リスク3.定期交換部品が未交換の中古車

車には定期交換部品というものがある。

代表的なものは

  • タイミングベルト…10万キロごとに交換
  • クラッチ板(MT車のみ)…5~8万キロごとに交換

であり、それぞれ交換がされていない場合には「走行不可能」もしくは「車の挙動を安定させられず、大事故につながる」という可能性がある。

5万円で売られる中古車の多くは10万キロをオーバーしている可能性が極めて高いため、必ず交換の確認だけはした方が良いだろう。

ちなみにグーネットでは、トップページから「車名 タイミングベルト」と検索すると、各車種でタイミングベルト交換済みの中古車が見つかる。

タイミングベルトで検索

タイミングベルトで検索

※出典元:グーネットのトップページより
ムーブタイミングベルトで検索した結果

ムーブタイミングベルトで検索した結果

リスク4.現状渡しの中古車

中古車というのはこれまで使用してきたオーナーの使い方や仕様など、車種ごとの状態がすべて異なるといっても過言ではない。

そのため中古車では「特別な保証が付かない」ということも珍しくなく、大手以外の場合にはほとんどのケースで「保証なし」で現状渡しされてしまう。

その中でも特に5万円の中古車に関しては、そもそも車両の状態が悪いため保証は一切つかないと思った方が良い。

とはいえ保証がないということは、基本的に購入後のクレームは一切受け付けてくれないため、修理などは「実費で」ということになる。

例えば前述したタイミングベルトやクラッチ板などの交換をする場合には、3~10万円程度の予算が必要になるため、購入後に「車両価格の倍額を支払う」という可能性も出てくると思った方が良いだろう。


以上、5万円の中古車に関するリスクを説明してきたが、ご覧いただくと分かるように「オススメできない」というのが本音である。

もちろん「2~3日使うだけ」という程度であれば「アリ」といえるかもしれない。

ただ、それだったら、レンタカーかカーシェアを利用した方がよっぽどいい。

数か月以上の長期にわたって乗る場合には、もう少し予算を上げてローンの活用をすることがオススメである。

3.費用を抑えるなら「ローン」を有効活用するのも賢い手

筆者がこれまで新車営業や中古車営業を経験してきた中で、中古車として比較的安心できる価格帯は50万円程度~と感じている。

キリの良い数字だというのはもちろんだが、比較的故障も少なく、さらに便利装備まできっちり使えるものが多いからだ。

また実際に下記のキャプチャ画像をご覧いただくと分かるだろうが、実は修復歴のない車両で「5年5万キロ」という優良個体でも、総額50万円以内で見つけることは可能なのだ。

50万円以下の中古車

50万円以下の中古車

※出典元:グーネット「岐阜県 静岡県 愛知県 三重県の中古車情報」より

とはいえ5万円から考えると10倍の価格になってしまう。

そこで筆者としては、ローンを上手に活用することをオススメする。

具体的な試算結果は、下記の通りだ。

借入額 頭金 月々の返済額(円)
50万円 0円 8,851
45万円 5万円 7,966
40万円 10万円 7,081
※借入の条件:返済期間:60ヶ月,金利:2.40%,ボーナス払い:なし

後述する方法で自動車保険の保険料を安くすれば、十分に支払っていける金額だろう。

これだけの金額で事故などの大惨事のリスクが低減すると思えば、お得な金額といえるのだ。

ちなみに当サイトでは下記のマイカーローンをオススメしているので、ぜひ説明をご覧になって利用することがオススメである。

プロオススメ2つのマイカーローン

オススメのマイカーローンは、

の2つである。

というのも理由は単純なことで、それぞれ超大手企業であるため資金力が潤沢にあるため安心感があるからだ。

またそれぞれのマイカーローンの特徴に関しては下記にまとめておいたのでご覧いただきたい。

ローン会社 金利 最低借入期間 最長借入期間 最低借入金額(万円) 最高借入金額(万円) その他の特徴
三菱UFJ銀行のマイカーローン 2.975%(変動) 6か月 10年(120か月) 50 1000 ・事前審査回答は最短で即日
・繰り上げ返済の手数料無料
・借り替えもOK
損保ジャパン日本興和のマイカーローン 1.90~2.85%(固定) 6か月 10年(120か月) 20 999 ・固定金利のため不安が解消される
・土日祝日も審査してくれる
※2018年7月現在の比較結果

まとめると

  • 三菱UFJ銀行…即日回答をしてもらいたい、繰り上げ返済の手数料は無料の方が良いという人にオススメ
  • 損保ジャパン日本興亜…50万円よりも安い中古車を購入する人、固定金利で安心したい人にオススメ

ということができる。

申し込みや審査は非常に簡単であるため、ぜひ一度申し込みをしてリスクの低い中古車を購入することをオススメする。

また中古車の購入に伴い、自動車保険への加入も必要になる。

もしかしたら現在も加入している自動車保険があるかもしれないが、実は保険会社を変更するだけで「半額近くなる」というケースもあるため、次章の説明をご覧いただきたい。

三菱UFJ銀行のマイカーローンの公式サイト
損保ジャパン日本興和マイカーローンの公式サイト

4.自動車保険も安く加入すべき

自動車保険は保険会社によって年間保険料が全く異なる。

そのため「安い自動車保険」に加入することで、実はローンの返済額が気にならなくなるほどお得になることも可能なのだ。

下記に無作為にピックアップした2社の年間保険料を比較した結果を載せておくので、確認してほしい。

保険会社名 年間保険料(円) 差額(円)
損保ジャパン日本興亜 113,460 47,030
ソニー損害保険 66,430

※保険料試算の条件

  • ノンフリート等級:10等級(事故有係数0)
  • 車種:ホンダ ステップワゴン RP3型(初度登録:平成27年12月)
  • ASV割引:あり
  • 使用目的:通勤通学
  • 年間走行距離:11,000㎞以下
  • 主な使用地域:愛知県
  • 免許証の色:ゴールド
  • 運転者の年齢条件:26歳以上補償
  • 運転者限定:本人・配偶者限定
  • 車両保険:各保険会社の「一般型」でオススメされたプラン
  • その他の条件:損保ジャパン日本興亜の「補償充実プラン」、ソニー損保の「安心プラン」を選択

ほとんど同条件で比較したにもかかわらず、これほどまでの差額が出るのだ。

そのため自動車保険をしっかり比較することで、確実にお得になるイメージがわいてきただろう。

とはいえ確実に安い自動車保険を見つけるには、何社もの保険見積もりを作成して比較する必要がある。

正直それでは面倒くさすぎるのが本音だろう。

そこで筆者がオススメするのが「自動車保険一括見積もり」というサービスである。

サービスの詳細は下記にしていくが、利用することで最もお得な自動車保険を探し出すことができるのは間違いないだろう。

自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか

 自動車保険一括見積りとは、ネット上で車種情報を入力すると、自動的に自動車保険会社がマッチングされるサービスだ。

あなたになにのメリットがあるかというと、各保険会社の見積もりを比較できることだ。

前述したとおり、保険会社によって全然金額が異なることが多い。

しかも、同じ保証プランにも関わらず、保険会社によって倍近く違うことも珍しくない。

自動車保険を加入するなら是非ともオススメしたいサービスだ。

しかも、あなたは無料で利用。見積もりのハガキが郵送で届くだけなので、気軽に待っていればいい。

保険は勧誘などが厳しいため、営業電話も一切掛かってこないため、非常にオススメできる。

一番の老舗である「保険スクエアbang!」を使っておけば安心して利用できる。

保険スクエアbang!公式サイト

5.まとめ

以上、5万円の中古車に関する解説を終了するが、最後に当ページの内容をまとめておこう。

  • 5万円の中古車は、諸費用がプラスされて最終的には「総額10万円以上」になることが多い
  • 仮に総額5万円で購入できたとしても、事故などのリスクが高すぎるためオススメできない
  • 安く購入するなら50万円程度~の中古車をローンで購入すべき
  • さらに自動車保険一括見積もりを利用すれば、ローン返済額分お得になることも可能になる
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